上司のパワハラや過去のいじめによりうつ病になりました

現在29歳の独身女性です。
保険の営業職をしていましたが、上司のパワハラが酷く、精神的に参ってしまいました。
営業成績が悪い事を罵倒されたり、サービス残業で毎日のように終電ギリギリまで会社に残されたり、散々だったのです。
辞めたいと思っても、それを嗅ぎつけたのか「ここを辞めてもお前みたいな人間を使い雇ってくれる所はない」と責めたてられます。

私の他にも上司のパワハラを受けている社員は数名おり、その殆どは無断退職、無断欠勤をしていました。
中にはうつになって家族が無理やり退職させたという社員もおり、本当に地獄だったのです。
私も辞めたい、バックレたいと思っていたのですが、その度に上司の「辞めても次の職場がない」という言葉に捉われなかなか辞める決心がつきませんでした。

そんな生活を2年も続けている内に、朝仕事へ行こうと玄関へ行くと涙が出て体が震えたり、会社へ行く電車の中でお腹が痛くなる事があったのです。
最初は体調不良だと思っていたのですがそんな事が1ヶ月続き、とうとう会社へ出社して上司の顔を見ると胃が痛んで吐き気がするようになりました。
病院へ行こうと思っていてもなかなかそんな暇もなく、相変わらず上司は怖いしという日が3ヶ月続いた頃に、ある日ふと「死のう」と思ってしまったのです。

駅で電車を待っている時に「このまま飛び込んでしまおう」と思い、前に進みそうになりました。
でもあと一歩のところで我に返って、びっくりしてその場にしゃがんでしまったのです。
気分が悪くなったと思ったらしい周りの人に「大丈夫ですか?」と声をかけられたのですが、体が震えて何も話せませんでした。
そのまま駅長室へ運ばれて、駅員さんが「病院へ行きますか?誰か迎えに来てもらいますか?」と聞いてくださったのです。
病院へ行ったら上司にバレると思って、近くに住んでいる姉に連絡を取ってもらいました。

姉とは半年ぶりに会ったのですが、私の顔色がかなり悪かったのかとても驚いていました。
そして実家に連れて帰ってくれて、そこで事情を聞いてくれたのです。
両親も姉も「すぐ会社を辞めなさい」と言って、私のかわりに会社に電話してくれました。
両親と人事部長が話し合ったようで、休みを取って復帰するかそれとも辞めるかと言われました。
私はもう上司の顔を見たくなかったので、自己都合退職を取ったのです。

それから1ヶ月程実家にいましたが、仕事を辞めても上司の罵倒が聞こえたり、過去にいじめられた経験が蘇って辛かったのです。
何もする気が起きない、食事を摂る事も面倒だと思うようになってしまいました。
そんな私を見かねた姉が心療内科へ連れて行ってくれて、そこでうつ病だと診断されました。

処方されたのは確か三環系抗うつ剤というものだったと思います。
しかしなかなかに副作用が強く、喉がやたらと乾いたり吐き気が止まらなかったりしました。
我慢して2ヶ月間服用していたものの、どんどん体重が落ちるので、四環系抗うつ剤に変わりました。
でも今度は硬貨が薄くて不安感が強まってしまうので、とうとう選択的セロトニン再取込み阻害薬というものに変わったのです。

選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)は、ジェイゾロフトというものだったと記憶しています。
副作用として胃のムカムカがありますが、今まで飲んだものより酷くはありません。
三環系抗うつ剤よりは副作用が軽く、四環系抗うつ剤よりは効果があるといった感じです。

これを飲んでいる限りは死にたいと思う事も不安に感じる事もなく、精神的にとても穏やかでいられます。
飲むと胃がムカつくのですが、食べ過ぎでムカつくような感じなので実際に嘔吐する事はありません。
これを飲みながら月に2回程心療内科でカウンセリングを受けるという生活を2年続けました。

実家で暮らして貯金をちまちま使いながら過ごしていたのですが、幸いな事に家族は何も責めませんでした。
元々、親戚にうつが悪化して自殺した人がおり、その事からうつ病の恐ろしさについて知っているからだと思います。
家族の協力もあり、なんとか2年の間に精神的に落ち着く事ができました。

今は、3ヶ月前から始めた事務のパートもしていて、薬も飲む回数が減っています。
カウンセリングも数か月に1回だけ、不安感が強まった時にだけ行くようにしています。
家族がいなかったら、うつ病をここまで緩和する事なんて出来なかったでしょう。
心療内科の先生にも「このままの状態を維持していきましょう」と言われていて、傍から見てもどんどん良くなっているんだなと思いました。

うつ病の治療はなかなか難しい所がありますが、まずは自分に合った生活環境を手に入れる事が先決です。
そして次に自分に合った治療をしてくれる心療内科を探して、自分に合った抗うつ剤を使ってください。
私は今の薬に出会うまでなかなか大変な思いをしましたが、今使っているジェイゾロフトはそこまで依存度が強くないので飲みやすいと思います。
どうしても副作用があるものの、日常生活を取り戻すにはうってつけの薬ではないかと思っています。